デザイナーにとって大変悩ましい問題が、○○のデザイン費は一律○万円と言えないことです。
特に不特定多数の方が見られる場では書けませんが、基準は設けており、フライヤーだったら片面○万円と決めていますので、お仕事を検討されている方はお尋ねください。
さて、デザイン費を公表していない理由は次のような理由があります。
1:名刺やフライヤー1枚でも、作業内容や情報量によって作業にかかる時間(と必要となる問題解決能力)に差があり、内容を聞いてみないと算出できない。
2:同じ事業内で、複数の案件の場合、ヒアリングの費用を削減でき、単価が変わる。
3:ブランディングなど、多角的にみなければいけない仕事は、内容次第で変動する。
4:制作物の配布量、エンドユーザーにリーチする量によって、作られるデザイン制作物の価値が上下する。
5:今後の類似制作物があることを前提とした仕事内容であれば、その分安く掛け率を設けることがある。
4番は、リーチする人数が少ないようなまだ開業して間もないクライアントや慈善事業の案件には、幾分ディスカウントしています。
事業が軌道に乗ったり拡大していったら徐々に通常の費用にさせていただいております。
ただし、慈善事業や開業したてなら全てディスカウントするという意図ではありません。
その事業への想いや作っているものの質、社会的価値に多くのユーザーが共感できるようなものであることを引き受ける基準にしています。
私の思いとしては、小さく始めたばかりでも、なんとか協力したいという気持ちから4番についてはこのようにしていますので、
自分はまだ規模小さいしお金ないし、、と思わず是非お話し聞かせて頂けたらと思います。