魚よし
文京区本郷の創業100年以上になる鮮魚店「魚よし商店」のロゴマーク。
店主の長谷川さんは毎早朝豊洲市場に出向いてその日に売る魚を目利きして仕入れ、鮮魚店の仕事の合間や夜は自身が代表を務めるNPO法人街ing本郷(まっちんぐほんごう)の業務も行う。とにかくマシンガントークで次々と新しい企画を立てては実行し仲間に協力しあったりと常に動き、「自分はマグロみたいだ」と言う。実際いつも動いていて、いつ寝ているのか?と私は思う。
そんな勢いのある長谷川さんがえんぴつで書く文字は、強い筆圧とスピードのある文字。その文字から着想を得て魚という漢字を一筆書きで勢いよく書くとどうなるかと検討していったときに出てきたタイポグラフィーがこのロゴマーク。
創業100年を超える老舗であり、信頼のある仲卸より仕入れる確かな商品の質を損なわないよう、伝統や信頼感を感じるようデザイン。ロゴをトリミングして一部だけを見せても伝統的な柄を感じさせるよう、筆の留めや跳ねを意識してディティールを調整しデザインした。
タイポグラフィー年鑑2025入選
- DATE
- 2024.9
- CLIENT
- うおよし商店
- URL
- https://www.hongo45.com/uoyoshi
- PHOTO
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- CATEGORY
- cardgraphicinteriorlogosign